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「障害年金を受け取っているけど、投資なんてしていいのかな?」
そんなふうに思っている方も多いかもしれません。
私も障害年金を受け取りながら生活しています。
現在の収入は、
* 障害年金:約15万円(2か月ごと)
* 就労支援A型の給与:約10万円(月額)
です。
決して余裕のある収入ではありません。
それでも私は、毎月5万円を新NISAで「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」に積み立てています。
障害年金をもらいながら投資してもいいの?
制度として、投資が禁止されているわけではありません。
私が最初に不安だったのはここでした。「投資をしたら年金が止まるのでは」と思っていたのです。
調べてみると、保険料の納付要件を満たして受給している通常の障害年金には、所得による支給停止の仕組みはありません。働いて収入があっても、投資をしていても、それだけで年金が止まることはないとされています。
ただし例外があります。20歳前の傷病による障害基礎年金は、保険料を納めていない期間の障害に対して税金を財源に支給されるため、本人の所得によって支給が制限される仕組みがあります。令和6年度の基準では、所得が約370万円を超えると半額停止、約472万円を超えると全額停止となります(扶養親族がいる場合は基準額が加算されます)。
なお、NISA口座で得た利益は非課税です。とはいえ、どの所得がどう扱われるかは制度の細かい部分にかかわりますし、ご自身がどのタイプの年金を受給しているかによっても変わります。気になる場合は、思い込みで判断せず、年金事務所や社会保険労務士に確認するのが確実です。私も不安なことは自分で調べたうえで、確認できるところは確認しました。
大切なのは「投資をしていいかどうか」を人づてやイメージで判断しないことだと思います。
なぜ投資をしているの?
年金だけに頼る状態から、少しでも備えを増やしたいからです。
障害年金はとてもありがたい制度ですが、将来ずっと今の生活が続くとは限りません。
物価は上がり続けていますし、銀行に預けているだけでは、お金の価値は少しずつ下がってしまいます。
だからこそ、長い目で見て資産を育てたいと思い、オルカンへの積立投資を続けています。
毎月5万円は無理していない?
生活費と急な出費に備えるお金を残したうえでの余裕資金です。
毎月5万円と聞くと多く感じるかもしれません。
でも、投資は無理をしてするものではありません。
生活費や急な出費に備えるお金はしっかり残したうえで、余裕資金だけを投資しています。
毎月同じ金額をコツコツ積み立てることで、価格が高いときも安いときも平均的な価格で購入できるのが積立投資のメリットです。
毎月5万円はどこから出している?
毎月の収入からではなく、相続したお金とそれまでの貯金が原資です。
ここは誤解されたくない部分なので、はっきり書いておきます。障害年金とA型事業所の給与は、そのまま生活費に充てています。そこから5万円を削り出しているわけではありません。
積立の原資になっているのは、相続したお金と、それ以前に自分で貯めてきた貯金です。つまり「毎月の収入をやりくりして投資している」のではなく、「手元にあるまとまったお金を、時間をかけて少しずつ運用に移している」という状態に近いです。
これは私が特別に節約上手だからできていることではなく、たまたま原資があったからできていることです。同じ立場の方が同じ金額を目指す必要はまったくありません。月1,000円でも、ボーナスのときだけでも、続けられる形であればそれでいいと思っています。
口座開設や手続きで困らなかった?
旧NISAの頃に作ったSBI証券の口座を、復活させるのに手間取りました。
実際に積立を始めたのは2026年6月からです。まだ始めたばかりなので、成果を語れる段階ではありません。
証券口座そのものは、旧NISAの時期にSBI証券で開設していました。ただ、しばらく使っていなかったこともあり、いざ再開しようとすると手続きでつまずきました。画面を見ながら自分で進めようとしたのですが、どこをどうすればいいのか分からなくなってしまったのです。
結局、証券会社に電話をして聞きました。これが正解でした。とても丁寧に対応してもらえて、その場で解決しました。ネットで完結させようとして行き詰まったときは、早めに電話してしまったほうが早いです。
投資というと難しそうに見えますが、実際につまずくのはこういう事務的なところだったりします。分からないことを分からないまま放置せず、聞いてしまうこと。これから始める方には、そこを一番お伝えしたいです。
収入が多くなくても資産形成はできる?
自分に合った金額なら、始めることはできると思っています。
障害年金を受け取っているからといって、将来のお金について考えてはいけないわけではありません。
私も最初は不安でしたが、自分なりに勉強し、納得したうえで積立投資を始めました。
収入が多くなくても、自分に合った金額で資産形成を始めることはできます。
大切なのは、無理をしないこと、そして長く続けることだと思っています。
もし同じような立場で悩んでいる方がいたら、私の体験が少しでも参考になれば嬉しいです。
【全面改訂 第3版】ほったらかし投資術(山崎元・水瀬ケンイチ 著)
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