相続した家、売るべき?貸すべき?50代の私が『売る』を選んだ理由

相続した家を売却するイメージ 相続

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3300万円の相続と聞くと、現金をイメージする人が多いかもしれません。

でも実際は違いました。

そのうち約1200万円は不動産でした。

家が2軒あり、評価額は1軒約600万円。

現金ではないので、そのままでは生活費にも投資にも使えません。

売る以外の選択肢は考えなかった?

賃貸・駐車場・値上がり待ち、どれも一度は検討しました。

もちろん、売る以外の方法も考えました。

* 賃貸にする
* 駐車場として活用する
* 将来値上がりするまで持っておく

どれも魅力的に見えました。

それでも売ることにした決め手は?

利益よりも「管理の手間」を減らすことを優先したからです。

私は管理や入居者対応、草刈り、固定資産税などを考えました。

駐車場経営も、何もしなくていいわけではありません。

契約や管理、トラブル対応など、意外とやることがあります。

「利益が出るかもしれない」

よりも、

「自分が安心して暮らせるか」

を優先しました。

不動産会社はどうやって探した?

自分では探さず、相続手続きで関わった銀行から紹介してもらいました。

相続が決まったとき、正直まったく知識がありませんでした。不動産会社に心当たりもなく、どこに相談すればいいのかも分からない状態です。

結果的にどうしたかというと、相続の手続きで銀行とやり取りをする機会があり、その流れで不動産会社を紹介してもらいました。紹介されたのは住友不動産です。自分でゼロから探して比較する体力はなかったので、この形はありがたかったです。

相続では、預金の名義変更などで銀行と接点ができます。そのときに「不動産をどうするか迷っている」と伝えておくと、こうした紹介につながることがあります。自分で一から探すのが難しいと感じている方は、一度相談してみる価値はあると思います。

どうやって買い手を見つけた?

オークション(入札)形式で、複数の買い手を募る方法をとりました。

売り方にも種類があることを、このとき初めて知りました。私の場合は、一般的な仲介ではなくオークションのような入札方式で買主を募集する形をとってもらいました。

ざっくり言うと、一人の買い手と個別に価格交渉をしていくのではなく、複数の希望者に条件を提示してもらい、その中から選ぶという進め方です。買い手同士が競り合う形になるので、条件が良くなりやすいという説明を受けました。

私にとってありがたかったのは、価格の面よりも「自分で判断する場面が少なくて済んだ」ことでした。相続の手続きだけでも慣れないことの連続だったので、値段交渉を何度も繰り返すやり方だったら、途中で疲れ果てていたと思います。

相続した不動産の売却というと、近所の不動産屋さんに頼んで買い手を待つ、というイメージがあるかもしれません。でも実際には売り方にいくつか選択肢があります。相談する段階で「どういう売り方がありますか」と聞いてみると、自分に合った方法が見つかるかもしれません。

家の中の荷物はどうした?

家財の処分まで込みの契約だったので、片付けは必要ありませんでした。

相続した家を手放すとき、多くの方がつまずくのが家財の処分だと思います。長年住んだ家には物が残っています。家具も食器も衣類も、そのまま置いてある状態です。

私の場合、ここは本当に助かりました。売却の契約に家財の処分が含まれていたので、中の荷物を自分で片付ける必要がなかったのです。いわゆる現状のまま引き渡す形でした。

もしこれが自分で処分する契約だったら、業者に依頼して費用がかかり、日程を調整して立ち会って、という作業が発生していたはずです。相続の手続きと並行してそれをやるのは、正直かなりの負担だったと思います。

それに、金銭的な負担よりも大きいのは気持ちの面かもしれません。家族が使っていたものを一つずつ「これは捨てる、これは残す」と判断していく作業は、想像以上に消耗します。そこを通らずに済んだことは、私にとって大きかったです。

ただし、これはどの売却でも同じというわけではありません。家財の扱いは契約内容によって変わります。相談する段階で「家の中のものはどうすればいいですか」「処分は費用に含まれますか」と確認しておくと、後から慌てずに済みます。片付けの手間と費用は、売却額そのものと同じくらい大事な検討材料だと思います。

売却してよかったことは?

管理の心配と固定資産税の負担がなくなりました。

私は1軒を売却しました。

もちろん、「もっと持っていたら利益が出たかも」と考えることもあります。

でも、売却したことで

* 管理の心配がなくなった
* 固定資産税の負担が減った
* 資産を運用しやすくなった

というメリットがありました。

私には、この選択が合っていました。

相続した家は損得だけで決めるべき?

自分の時間や心の負担も、大切な判断材料だと思います。

相続した家をどうするかに正解はありません。

賃貸や駐車場経営が向いている人もいます。

一方で、私のように

「管理の手間を減らしたい」

という人なら、売却も十分な選択肢です。

相続では、お金だけでなく、自分の時間や心の負担も大切な資産です。

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