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「3,300万円を相続しました。」この一言だけを見ると、「人生が変わった」「もう働かなくていい」と思われるかもしれません。
でも、実際の私はそんな気持ちにはなりませんでした。
むしろ最初に思ったのは、「このお金を減らしたくない」ということでした。
私は50代。派遣で働きながら、障害年金も受給しています。
収入は決して多くありません。
だからこそ、この3,300万円は「人生をやり直すためのお金」ではなく、「老後を安心して迎えるためのお金」だと考えています。
3,300万円の中身は何だった?
金融資産が約2,100万円、不動産が約1,200万円でした。
「3,300万円を相続した」と書くと、その金額がそのまま口座に振り込まれたように思われるかもしれません。でも実際は違いました。
| 種類 | 金額 |
|---|---|
| 金融資産(預貯金・生命保険など) | 約2,100万円 |
| 不動産(家2軒) | 約1,200万円 |
| 合計 | 約3,300万円 |
大きかったのは、3分の1以上が不動産だったことです。家が2軒あり、評価額は1軒あたり約600万円でした。
不動産は、数字の上では確かに資産です。でも現金ではないので、そのままでは生活費にも投資にも使えません。持っているだけで固定資産税もかかりますし、誰も住んでいない家は傷んでいきます。「資産が3,300万円ある」と聞いたときの気持ちと、実際に手元でできることの間には、思ったより差がありました。
この不動産をどうするかが、相続で最初に向き合った問題でした。私は最終的に1軒を売却しています。その経緯は相続した家、売るべき?貸すべき?50代の私が『売る』を選んだ理由に書きました。
なお、この3,300万円とは別に、それまで自分で貯めてきた預金もありました。相続だけでいきなり資産ができたわけではありません。そちらの話は実は、相続する前から2000万円は自分で貯めていましたにまとめています。
相続を控えている方に一つお伝えしたいのは、金額の大きさよりも「中身がどうなっているか」を早めに把握しておいたほうがいい、ということです。現金がいくらで、不動産がいくらか。それによって、その後にできることがかなり変わってきます。
相続したお金で一攫千金を狙わなかったのはなぜ?
大きなリスクを取ると夜眠れなくなる性格だと分かっていたからです。
相続したお金をどうするか。
SNSを見ると、
* 全額NISAへ
* 高配当株を買う
* レバレッジ投資
* 仮想通貨
そんな話もたくさん目にします。
でも、私は性格的に大きなリスクは取れません。
夜ぐっすり眠れなくなるような投資は、自分には向いていないと分かっています。
投資で一番大切なのは、「自分が続けられる方法」を選ぶことだと思いました。
私が選んだのは、全世界株式インデックスファンド、いわゆる「オルカン」です。
世界中の企業に少しずつ投資できるので、一つの国や企業に依存しません。
もちろん値下がりすることもあります。
でも、10年、20年という長い目で見れば、世界経済の成長に期待できる投資方法だと考えています。
だから私は、一気に投資するのではなく、自分が安心できるペースで少しずつ投資を続けています。
全額を投資に回さないのはなぜ?
病気や家電の故障など、急な出費に慌てて売らずに済むようにするためです。
投資を始めると、「現金はもったいない」という意見もあります。
でも私は違います。
病気になるかもしれない。
家電が壊れるかもしれない。
生活環境が変わるかもしれない。
そんな時に慌てて投資信託を売るのは避けたい。
だから生活防衛資金はしっかり残しています。
「全部投資」ではなく、「安心も資産の一部」。
これが今の私の考えです。
相続を経験して学んだことは?
お金が増えると同時に、それをどう生かすかという責任も受け取るということです。
相続は、お金が増える出来事ではあります。
でも同時に、「このお金をどう生かすか」という責任も受け取ることになります。
私は派手な資産運用はしません。
ゆっくり、コツコツ。焦らず。
世界経済の成長を信じながら、老後のお金を育てていこうと思っています。
お金が増えて幸せになった?
幸せというより、将来への不安が少し減ったという感覚に近いです。
もし数年前の私が、今の私を見たら驚くと思います。
3,300万円を相続し、資産運用について真剣に考えているなんて想像もしなかったでしょう。
でも、お金が増えたから幸せになったわけではありません。
将来への不安が少し減り、「安心して暮らしたい」という気持ちが強くなりました。
これからも失敗や悩みも含めて、50代からのリアルな資産運用を記録していこうと思います。
同じように相続や老後資金で悩んでいる方の参考になればうれしいです。


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